はじめに


定年まで2年を残して退職した元英語教師です。都立高校に勤めていました。
何故辞めたかというと、一言で言えば教育行政にうんざりしたからです。精神衛生に非常に悪い!

最後は進路部という分掌で、生徒に就職斡旋をしていました。「正しい勤労観を指導する」なんて都教委から書類がくるんだけど、「正しいって何?」と自問するし、自分が働くことの楽しさを味わえないでいるのに、生徒に指導なんてできませんよね......。

近所に、顔を合わせる度に、「公務員っていいよね、お給料が高いし、恩給がつくし。」という方がいます。恩給って何ですか?ネットで調べてしまいました。お給料が高いというのは何と比べて?給料というのは人事院(人事委員会)勧告で民間の給料の平均を計算しているので、高くも低くもない筈なんですが。まあ、パートしている方からすれば、そりゃ、高いですよ(^^; 公務員のいいところと言ったら、会社と違ってつぶれないことくらいですかね。クビにはなりにくいけれど、皆無というわけではないし、最後はどんなイチャモンをつけられて処分をくらうかわからない、と思うようになりましたね。

この「教師時代」はあくまでも一個人の回顧録で、教員全般にあてはまるものではありません。真面目に頑張っている現職の方々を色眼鏡で見ないようにお願いしますね。

ハンドルネームをshe-catとしましたけれど、「雌猫、意地悪女」という意味です。私は意地悪じゃないつもりですが。学校に捨てられていた子猫の貰い手がいなくて、仕方なく育てています。不美人で、甘えん坊です。さび猫という毛並みなんですが、ほとんど黒に近く、みんなに「クロ、クロ」と呼ばれてちょっと可哀そうなので、Harry Potterの名付け親Sirius BlackのSiriusの方をとりました。もちろん雌猫です。
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