2011年 8月
8月31日 「漢字の成り立ち」
ネットサーフィンしていたら、「努」が「女の又に力が入る」というのが飛びこんできました。音だけではちょっと卑猥なような…。(女だけが二回頑張るのかな?、男は傍観してる?)、調べたら「女の又」ではなく「奴」(女奴隷)が力を込めて主人に仕えるのだそうです。
思い出したのが教師新米の頃の話。同期の男性教師が初めて担任をした夏休み中、ふと思い出したようで「アレッ、通知表の所見欄、努力の努という字、力を二つ書いてしまった。」・・・「力」って書いたのね。合計で力が三個(@_@)、どんだけ力を入れるのか。慰めるつもりで「二学期に通知表を回収したら、素知らぬ振りで修正液で直せばわからないよ」と言ったら、「でもいっぱい力って書いちゃったからなぁ」でした。又力=力二回、で合ってるけどねぇ。
ちょっと涼しいかな、と畑へ。整理しようと気持ちばかり焦っていて、結局収穫だけして帰りました。Iさん宅へ向かうと外へ出ていたので、「またまた参上!」と声をかけると、自転車のカゴを見て、「そんなに採れたの?」と嬉しそう。ナスがスーパーの袋から溢れているんですね。で、いっぱいあるから、「自分でも漬けものを作ったらいいよ、これがいい」と出てきた「浅漬けの素」、5袋をいただきました。紫黒色が変わらないらしい。
検索したら似たような製品が結構あるんですね。全然知らなかった。Kさんだってこの間ミョウバンを入れて作っていましたよ。今度教えてあげようっと。説明には「ナスが水中から出ないようにするのがコツ」とあり、タッパーに入れたら失敗、説明通り、ポリ袋に入れ直しました。明日の朝はおいしい漬けものができあがっていることでしょう。
8月30日 「リスニング」
最高気温が31℃だったらしいけれど、暑かった。この暑いのに、Shinがべったり膝にのぼり、体を伸ばしています。どければいいのに我慢している私・・・馬鹿だねぇ。試しにエアコンの設定温度を30℃にしてみたら全然つきませんでした。本当に市役所とかこれでやってるのかしらん。
今日はいただいた白菜オレンジクィーンの種をとりあえずポットに蒔きました。生食もできるのですって。うまく玉になるかな。頑張らなくっちゃ。
折角保存したのだからとThe Thorn Birdsのリスニングをして、Wordに訳を入力、ついでにメアリの服も数えてみました。服は映画18分で5回ですねぇ。訳している作業中に気付いたことがありました。日本人は普通話している相手の名前を言いませんよね。ところが向こうではしつこいほど、「〜、ジョン。」などと言う。字幕の場合、字数制限もあるでしょうが、不自然でもあるので、これは省く筈です。(私が観たのは英語版、字幕はありません。)神父のラルフがずっと「〜、カーソン夫人(Mrs Carson)」と呼んでいたら、「メアリと呼んで、と何回言ったらいいの?」「あなたも僕をラルフと呼びませんよね。」「クリスマスおめでとう、ラルフ。」・・・その後もラルフは「〜、カーソン夫人」と呼び続けていました。ところが自分の意志を通したいとおもねるときは「〜、メアリ」とさらりと言ってるんですねぇ。一回目に観たときはその違いに全然気付かなかった。脚本ではその辺も細かく配慮されていていて、英語が母語の人はすぐ気付くんだろうなと思いました。因みに、最後にいちいち名前をつけるのは心理的近距離を表すらしく、普通と思われる会話でも名前をつけないと、「もう名前も呼んでくれないのね」と相手の愛が冷めたとなるらしい。
8月29日 「インストール」
朝起きたらキッチンにさきいかが散らばっていた。かたづけなかった自分が悪いんだけど100円は食べられちゃっただろうな。犯人はSiriusだろうと思う。
Veohで動画を観ようとしても1時間以上の筈が5分で終わりになり、今までは有料なのかなとあきらめていました。今日調べたらVeoh Web Playerをインストールすると観れるようになるという。やってみたらウィルス対策ソフトAVGが「アドウェアがある」と警告。一旦やめたものの、どうしても観たいとインストール、肝心の動画は画像が悪いので途中でやめてしまったのですが、PCを切ってあとでまた起動した途端AVGがアドウェアを削除してしまいました。Veoh Web Playerはそのまま無事に使えるので結果オーライかなぁ。
The Thorn Birdsの後半はяндексで観るしかなくて、PCに取り込むダウンローダーを検索、googleに「яндекс」とキーワードを入れると、ロシア語ばかり出てきて駄目です。う〜ん・・・Yandexでした。ロシアでシェア64%を誇る検索エンジンだそうです。Stream Transporterという動画ダウンローダーを見つけました。
それでアップされているThe Thorn Birdsのpartは全部保存できたのですが、40番台がいくつか抜けています。うっかりしたのかなぁと思っていたのですが・・・ジャスティンの女優としての生活を意図的に省いたのかも。
映画裏話のインタビュー記事を読みました。本当はオーストラリアが舞台なのだが、どうせセットを作るしかないので植生などを調べて雰囲気の似ているカルフォルニアにしたとか、服のデザインや生地の話があり、面白い。メギーに嫉妬し、毒蜘蛛のような、大金持ちの伯母メアリの服はたくさん作っているんですね。メギーのドレスで色はashes of roses、ラルフの着るもの、高級なものすべて裁断はバイヤスで絹、それで動き回る場面では絹では駄目なので、ポリエステルで同じ服を作ってあるのだとか。
左が75歳の誕生パーティでのメアリ。このあと、お休みのキスを「口にして!体は衰えても心は若い!愛している。」と主役をくってしまう迫真の演技。コメントに「ありえない」というのと「老人といえど本当の気持ちはそうなんだ」の二通り。
右が同じ日のメギー、歩くたびにふわりとドレスが揺れますね。このあと人目を気にしたラルフに無視され、泣きべそをかきながら馬で走る場面があるのですが、きっとポリエステルに着替えていたんでしょうね。
8月28日 「The Thorn Birds」
1977年のベストセラー小説で私が読んだのは1980年だと思います。1983年3月27日〜30日にテレビのミニシリーズとして放送されたらしいのですが、wikiの日本語には小説の方もテレビの方もなく、主役のリチャード・チェンバレンの説明にも英語版には出てくるけれど日本語版には無いですね。つまり日本では普通には全く無視されているのではないでしょうか。
ミニシリーズがネットにアップされていて、なんと51分割だったのですが、今日必死で観ましたよ。リチャード・チェンバレンは84年にテレビ部門ゴールデングローブ賞を受賞したらしいのですが、著者のコリーン・ マッカローによれば「全く見当違い(の演技)」と酷評されていました。
それはそれとして、小説もよかったですが、ミニシリーズもなかなかよかったです。
長編なので、ストーリーを書くのは難しいですが・・・フィーはもともと貴族の一人娘だったが、妻子ある男性を愛してフランクを産む。父親はそのフィーを下男のようなパディと結婚させ家から追い出す。パディとの間にたくさん子供が生まれるが、女の子はメギー一人だけ。フィーのお気に入りはフランクで、パディとフランクはフィーを奪い合っているような感じである。ラルフ神父は一目見たときからメギーのかわいらしさに心をひかれ、何かと相談にのる。やがて成長したメギーはラルフを男として愛するようになるが、ラルフはバチカンへの野心を捨て切れない。メギーはラルフと似ているルークと結婚し、ジャスティンを産む。その後、静養にでかけたメギーのところにラルフが現れ、二人は結ばれる。メギーはルークと別れ、ラルフの子デーンを産み、可愛がる。ところが成長したデーンは神父になりたい、と言ってメギーを驚かす。ラルフのもとに行ったデーンは、あまりにもラルフに似ているので周りから伯父・甥の関係とみなされるが、それでも二人は親子ときづかない。やがて休暇中ギリシャにでかけたデーンは溺れかかっている人を助け、自分は死んでしまう。死体を取り戻したいメギーは政情不安のギリシャにはバチカンのラルフの力を借りるしかないと出かけていく。断ったラルフに怒ったメギーは、「デーンはあなたの息子だ」と言い放つ…。
8月27日 「苦手なゴーヤ」
Sさんからゴーヤ3本をいただきました。苦手だから最初は断ったんですけど、「食べなれればおいしい」とあちこちで励まされて、一大決心。レシピは「ゴーヤの松前漬け」+砂糖・・・これは砂糖を入れなかった方がわたしとしてはよかったかも。「ゴーヤおかかのマヨわさび和え」・・・食べられなくはない。これで2本消費です。どちらも決しておいしいとはいえないけれど、苦くはないですね。頑張って食べた自分に拍手!
少し畑を整理しようと思ったのだけど、暑くて収穫しただけで帰宅。ナスとピーマンは相変わらずいっぱい。ピーマンは生り過ぎて実が大きくならないので枝をまびきました。切った枝に生っている小さな実も収穫したのでますますたくさん。Iさんのところへもっていったら「わっ、ピーマン欲しかったの」と手を叩いて喜んでくれました。息子さんが「流石においしい」というんですって。だから料理も作り甲斐があるみたいです。自家製野菜は確かにスーパーで買ったものより甘くておいしいと私も思います。採りたてだから?スーパーのだってその日採ったものだと思うんですけどね。
お茶を飲んで雑談。東京電力・国会議員への怒り、放射能、電力不足は嘘。彼女は水を買っていて、それだけでも月1万円を超える、電力不足は原発維持のためのキャンペーンだという。確かにネット上にそんな情報も流れていますよねぇ。
8月26日 「読書」☂
午後からでかけようとしていたら、雷を伴う猛烈な雨でびっくり。天気予報では「弱雨」なのに。結局1日本を読んでいました。
平岩弓枝「女の旅」
題名で選んだら、これって現代ものだったのね。しかも冬ソナのような恋愛小説。主人公の美里が数カ国語のできるツアーコンダクターとあるから、その辺の話が発展するのかと思ったらそうでもないし、わたしの勝手な思い込みだったわけでつまらなかったです。
「続・マーフィーの法則」(アスキー出版局)
これはなかなか面白い。人生のとほほな現実とはこういうものだと妙に納得する。いくつか紹介。
「人が嫌がる仕事を進んで行うと、嫌な仕事ばかり回ってくる」
「同情して引き受けた他人の仕事は、ずっと自分の分担となる」
コンピューター技術者の法則ー「情報技術の落ちこぼれが管理職になる」
「犬に吠えられる人は、マシンにもなめられる」−機械音痴の人がコピー機を使うと、紙を詰まらせることが多いんですけど、あれは何故でしょうね。やっぱりマシンになめられているとしか思えないです。
8月25日 「ナスがぐるぐる回る」
Sさんがやってきて、サヤエンドウの種ができたというので貰いにいきました。それでモロッコインゲンとインゲンの種もいただきました。キャベツの種蒔きは「暑すぎたのかな?芽が出ない。新しい種を買おう」と言う。Tさんと会うというので、頼まれていたマリーゴールドの種を渡してくれるよう頼みました。
キャベツの種を探して100円ショップをみたけれどありません。普通の園芸店に行った帰り道、コンビニの向かいの畑にSさんがいます。その向こうにはTさんがいました。早速マリーゴールドを届けに行ったのでした。Tさんが「ナスをあげる」とどんどんもいじゃうんです。それをSさんが「袋あるよ」と用意してくれて、ウチにもあると一旦断ったのに結局なりゆきでもらっちゃいました。
実は11時頃、先日の保険外交員が来た時、あまりにもナスとピーマンがたくさんあったので煮物を鍋いっぱいに作ってあったのを、麦茶と一緒に出して食べていただいたのです。「おいしい」と喜んで食べ、ナスもピーマンもいっぱいあると言ったら「ちょうだい」というのでさしあげたんですね。
それなのに、またナスがいっぱい(^^; Iさんの家へ直行して半分あげてきました。キャベツの種はSさんに半分あげました。
8月24日 「マーフィの法則」
四日ぶりの畑でしたが、収穫にはまあちょうどよい状態でした。カボチャ3個を収穫、どれも噛み跡があります。犯人はネズミかな?ワケギが発芽していました。帰途Sさんと話しました。植え換えたネギが腐るというのと、ニンジン種蒔き後一週間でまだ発芽しない、とやきもきしていましたね。ニンジンはもう少し様子をみなくてはわからないと思うのですが、ネギは調べてみました。実は10本くらい私も貰って同じ時期に植えてあるのに腐ったりしません。で、彼のはどうも肥料が多いのでは?というのと、藁がなかったので入れなかった、のが原因のような気がします。暑くてその後雨でいかにも腐りそうですね。私は肥料をすきこむ時間がなかったので、ただ畝を耕してネギを埋め藁をかぶせ、その上に土をかぶせただけです。これでいいのかいな、と思ったけれど怪我の功名かしらん。涼しくなったら追肥しようと思います。
Kさんにきゅうりの漬物をいただきました。材料は砂糖・醤油・酢・みりん・しょうが・唐辛子・きゅうりなんですけどね。昨夜、ご主人がものすごく咳き込んでお茶を飲んでもなかなかとまらなかったそうです。やっとおさまったら、「もう二度と食わない」とご主人、「じゃ食うな」とKさん。テレビを観ながら食事して唐辛子の塊を食べてしまったらしい。ジョークで少しマーフィの法則を扱っていますが、「とりわけた料理のトラブルは必ず作った本人以外に起こる」と思いません?髪の毛や小さいハエが料理に混じり、それはなぜか決まって夫や子供のに入っているんですよね。
トリイ・ヘイデンの著書にMurphy's Boy(マーフィの子、翻訳の邦題は「檻の中の子」)というのがあります。トリイが15歳のケビンに初めて会った時、彼はテーブルの下にもぐりこみ、何を話しても答えなかった。実は彼は8年間誰とも口をきいたことがなかった。だんだん心を開き、口をきくようになると「脳みそを見た事ある?僕はある。」と言うし、絵がとてもうまいんですが、描いているのは切り刻んだ男の死体で、継父をこんなふうに殺してやる、と言う。継父が子供たちを虐待し、母親はそれを止めないで傍観していたんですね。そのケビンが大分いい状況になったある時、事件が起きてケビンはまた殻に閉じこもってしまう。そのときに言うのが、「マーフィの法則って知ってる?the one about if anything can go wrong, it will?」なんですが、本を読んだ当時はわからなくて、ずっとひっかかったままでした。wikiによれば、「失敗する余地があるなら、失敗する」ということらしい。英文の意味は「うまくいかない可能性があれば、うまくいかないものだ、ってやつを(知ってる)?」ですね。それで、「自分はマーフィの子なんだと思う」と続くんですが、彼の絶望の深さが伝わります。
ところで、これはノンフィクションで、その後ケビンがどうなっているか、がここに手紙形式で載っています。「高校卒業後地域短期大学へ2年通い、その後病院に勤め、今もそこで働いている。結婚し、息子が二人、よい父親であるよう努力している」とのことですよ。
8月23日 「生命保険の満期」☂☁
電話があり、「○○生命ですが、満期になり云々」とのこと。「そんな生命保険会社と契約したことはないんですが」と私。あとでネットで調べたら合併になり会社名が変わっていました。とにかく予想外のお金で一応は嬉しいです。この保険はお付き合いで入ったもので、どういう契約条件だったのか全くわかりません。入院もなにもしなかったからとりっぱぐれはなかったと思います。
給料体系の話。昔は「小額の基本給+達成給」だったが、今は「多額の基本給ーノルマ未達成」となっていて心理的には昔の方がよかったという。昔は一件契約をとる毎に給料が増える喜びを味わえたわけですが、今は最初からノルマと期限を睨みながら給料がいくら減るか溜息をつくことになったわけです。朝三暮四みたいな話ですが、どちらが勤労意欲がわきますか?
玄関先で手続きしていたら、半ドアを開けてShinがやってきました。外交員に初めは頭をこすりつけたり寝転がったりして甘えていました。外交員も猫を飼っているとかで撫でたりしていたんですが・・・Shinのご機嫌が突如として変わり、怒って猫パンチしながら襲いかかっていきました。びっくりして身をひく外交員。Shinのこういうところは飼い主の私に対しても同じで理解に苦しみます。調べたら「撫でるのをやめて欲しい、放って置いて欲しい」「八つ当たり」ということがあるらしい。
健康保険料の自動振り込みの手続きに行った帰り、何やら大賑わい。そうそう、プールだったところを暫く工事、最近看板が出て「ああ、うどん屋になるのね」と思っていたのが、本日開店。うどん作りの職人を囲んで三辺がカウンター(一辺はガラスで外から見える)、注文から支払いまで流れ作業です。一番安いメニューは280円。カウンターをぐるっとお客が囲んでいるのでためらったけれど、並んでみたらほとんど待たずに前に進み、普通のお店より早いです。私はスダチうどんセットを注文、冷やしうどんに大根おろし、スダチをのせたもの、鮭のおにぎり(セロハンの覆いを作成時間のシールでとめてある)、かきあげ1個で530円。うどんは腰があっておいしかったです。おにぎりも鮭がたくさん入っていておいしい。唯一の欠点はおそろしく喧しかった。ここんところお昼のメニューがひやむぎ、そうめんが多かったのですが、自分で作らないでここで食べようかなと思いましたね。
今日は30℃まで上昇。
8月22日 「今日も雨」☂
日中、ほとんど小雨なので、買物以外は室内です。19〜22℃。Shinが隙あらば膝の上にくるので鬱陶しい。
俳優の竹脇無我が昨日亡くなったニュースに驚きました。「大岡越前」で医者の榊原伊織を演じていたんですね。若い生徒からは四字熟語と勘違いされていましたが、私からするとまだテレビを観ていた同世代の俳優さんなので寂しい気がします。
8月21日 「ビオラ種蒔き」☂
朝からずっと小雨、気温がどんどん下がって午後2時には19℃、涼しくていいけれどちょっと不気味。こんなに涼しいのだからうまくいくかもとビオラの種蒔きをしました。例年発芽してから消滅してしまうのですがね。猫たちもくるんと丸まってタオルケットの上を選んで眠っています。私は今日は映画2本。
「阿修羅城の瞳」
日本の映画もたまには観よう、これは時代劇らしいし、と思って頑張って最後までみたんですが、全然面白くありませんでした。鬼殺しと怖れられた男が過去を知らない女を好きになるが、女は恋をすると阿修羅に生まれ変わる、というんですがね。男は女を茶化していただけみたいだし、女は自分は何?と悩んでるだけのようにしかみえませんでした。「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ 」という百人一首を何度か言うんだけれど、二人の運命の象徴なんですかね?なんだかそぐわない感じ。鬼を切ったらどろっとした液体が顔にかかったりするんですが、笑いたくなってしまいました。鬼がおどろおどろしいだけで、ちっとも怖くないし、やられっぱなしなのがいけません。
「アイ・アム・ナンバー4」
異星から地球にやってきた若者たち9人のうち、3人までは追ってきた刺客に殺される。名前を変え、目だなないように暮らし、各地を転々とするNO.4は、隠れるのにうんざりして高校へ通い出し、恋人もできるが、刺客たちがやってくる。超能力に目覚めたNO.4が応戦、そこへNO.6が駆け付け・・・となんともわかりやすいストーリーですが、展開が速くて面白かったです。
8月20日 「健康」☁
この頃は2日に1回畑へ行っている。曇っていつ雨が降るかわからないと思いつつ6時頃出かけ、パラパラ降ったけれど濡れずに帰りました。シマトウガラシが倒れていて支柱を立てなくては、と見てたくさん実がついているのに初めて気がつきました。激辛唐辛子、こんなにどう利用するんだろうか???
買物に出かけ、久しぶりに花友ご主人に会いました。野菜の収穫をしているんだけど、「濡れるからとらない」というのを鋏を借りてお手伝い。野菜が余って冷蔵庫がいっぱいなんだって。「欲しがる人がいるからあげればいいのに」と言ったら「放射能があるから」という。あえて異論は挟まない。放射能はスーパーで売っているものにも多分同量はあると思うんだよね。国は基準を上げたから。
久し振りにおばあちゃんのところに野菜を届けに行きました。やせてげんなりしてふらふら歩いている。10日ほど伏せっていて今日買物に行けそうなくらい元気になったという。夏負けと精神的なもの、医者には「もう薬をやれない、ゆったりして休んでいること」と言われたそうだ・・・。私まで落ち込んで帰ってきました。いつも元気にしていて、曾孫の世話までしているTさんに会いました。思い切って年齢を尋ねると、おばあちゃんと同じ78歳でした。「あなたはいつも元気よね?」と訊いたら「そうでもない、この間は救急車を呼んで・・・」とのこと。老齢で100%元気ということはあり得ないんだね。
今日も涼しくて過ごしやすい1日でした。8:00PM24℃。
8月19日 「明日に向かって撃て!」☂
1969年の映画で原題はButch Cassidy and The Sundance Kid、つまりブッチ(ポール・ニューマン)とサンダンス(ロバート・レッドフォード)という列車強盗の名前そのままなんですね。なんと洒落た邦題でしょう。字幕が素晴らしく、思わず「うまい!」と唸らされました。ストーリーは、二回目の列車強盗で、追跡の名人に追われ、やっと脱出、ブッチの提案でボリビアへ。銀行強盗をしていたがお尋ね者になってそれも続けられなくなり、まともになろうとして、給料運びの護衛に雇われる・・・というもの。
ストーリーそのものはいくら読んでも面白くもなんともないと思います。列車強盗というと、チーフで覆面してドンパチというイメージで、最初は観る気がなかったんですが、なんせ名作だから。ところがイメージとは大違いで、何度も大笑いしてしまいました。いわゆるコメディとして面白可笑しく演じるのではなく、まじめにやって十分かっこいい二人だから尚更可笑しい。これは場面場面を楽しむ映画ですね。ブレインで頭がいいがどこか楽天的なブッチと、銃の早撃ちで実際的なサンダンスとの会話が短いけれど気がきいていて面白く、楽しいです。
どこまでも追跡してくる追手に追い詰められ、ブッチは崖下の川に飛び込むしかないと言う。サンダンスは頑として言うことをきかない。呆れたブッチが「どうしたんだ?」と訊くと、サンダンスは「泳げないんだ!」と怒鳴る。ゲラゲラ大笑いするブッチ。結局二人で同時に飛び下りるのだが、サンダンスは空中で「オー、シーーーーーット !」と悲鳴を上げる。
ボリビアで、ブッチは多少なりともスペイン語ができる筈が、実際は全然できない。銀行強盗の前に二人はサンダンスの恋人エッタ(キャサリン・ロス)から「強盗だ」「手を挙げろ」「壁に行け」「金を出せ」等の講習を受ける。サンダンスは劣等生、ベッドでもエッタから「覚えないと寝てやらない」と言われる。隣室のブッチにやらせるとうまくできた。だが、ブッチはカンニングペーパーを読んでいたのだ。
それで実際の銀行強盗ではブッチは言葉に詰まってしまい、カンニングペーパーを読む。
こんな調子だから、サンダンスは「You were all mouth.」(お前は口ばっかり)と毒づくのだけれど、許し合っている二人です。
他にも楽しい場面が満載。主題歌「雨にぬれても」(BJトーマス)はブッチとエッタが自転車に乗っている場面⇒YouTube 、映画はこちら (FC2動画、ログインIDが必要です。)
今日は久し振りの雨、人間も植物もほっと一息ですね。昼の気温は昨日の36℃とうってかわって22℃。
8月18日 「ダウト〜偽りの代償〜」
原題はBeyond A Reasonable Doubt 「合理的な疑いを超える」です。アメリカの陪審員制度でよく使われる表現で、状況証拠としては有罪のようだが、確信がもてない(=疑いが残る)場合、無罪とする、だから有罪とするには「合理的な疑いを超える証明」がなくてはならない、ということなんですね。
この映画では、17連続で有罪を勝ち取っているハンター検事が、裁判の最後の方で決め手となる証拠を提示、それも全てDNA鑑定、ということで、証拠ねつ造を確信したテレビレポーターのCJがスクープをねらい、それも自分が殺人事件の犯人とみなされるように、状況証拠を揃えるわけです。逮捕され、案の定ねつ造が行われた裁判の土壇場で、「実は判事を告発するためにやった」と無実を証明するビデオを提示するシナリオだったのですが、肝心の友人は交通事故で現れず、CJは有罪(死刑判決)となってしまいます・・・。
最初の方は、やらせでスクープ?こんなんで捜査や裁判をかきまわされたんじゃたまらないな、と思いながらみていたんですが、CJが有罪になってしまうと「いくらなんでもそれはないだろ」と義憤にかられました。サスペンス満点、面白かったです。裁判物の映画は結構あたるそうですが、「レインメイカー」「評決」「評決のとき」、どれも面白かったですねぇ。
ブロッコリー発芽しました。18粒蒔いて15芽です。今朝Sさんに会ったのですが、あれっきり発芽せず、「暑すぎてだめだね」と言ってました。私のは部屋の中、これだと虫にもやられず、暑すぎないわけですが、いずれ外へ出さなくてはいけないわけで、寒暖のギャップはどうすれば・・・。
8月17日 「オキナワスズメウリの毒」
水遣りしていたら、犬の散歩でTさんとOさんが通りかかり、Oさんがオキナワスズメウリに気がつき、「珍しいねぇ、何?」となりました。Tさんが「目が悪くてよく見えない」というものだから、赤いのを1個とって渡しました。そうしたら掌の上で転がし「食べられるのかしら?」と口に近付けるので、焦りましたよ。語気荒く「駄目!」と怒鳴っちゃいました。
どのくらい毒性があるのかと調べてみましたら、スズメちゃんはテッポウウリ属の植物で、このテッポウウリ属の毒成分はククルビタシンE、症状としては、腹痛、下痢、嘔吐症状だそうです。それでククルビタシンとは、ウリ科特有の苦味成分で特にゴーヤに多く含まれ強烈な苦味の元、となっています。とすると、スズメちゃんを舐めてみるくらいなら大したことはないかもしれませんね。
「リミットレス」を観ました。ミステリー小説「ブレイン・ドラッグ」を元にしたサスペンス映画というんですが、サスペンスなんて感じませんでした。音楽からしてもコメディっぽく作ってあるような気がするんですが、可笑しくもなかったなぁ。まるで書けない作家志望の男が脳を活性化させる薬を手に入れ、一日一錠ですごい効き目、喧嘩で相手の動きが予測でき闘い方を判断できて勝ってしまうし、金融界でも大活躍・・・英語が早口でイマイチよくわからない、主人公が薬のスーパーパワーぶりに内心驚いている声がかなり喜劇的なんですが字幕では伝えられない、活性している脳?副作用?の映像がぱっぱっと切り替わって目が疲れました。多分小説は面白いんだろうな、英語が全部ききとれたら面白いかも、という映画でした。
10:40PM 33℃!真夜中でも大して気温が下がらないようです。
8月16日 「野菜考」
カボチャの葉がうどんこ病でもう終わりかなという株がある。食べる分には十分あるので終わりでもいいのだけど。ここでネットの栽培方法と比較して考えてみると、「玉直し」(果実の前後のつるをもち上げ正常にすえる)ができませんでした。蔓があちこちからんでいるし、無理に曲げると実がもげおちそうだし。「子づるは3〜4本仕立てとし、弱い子づるはや孫づるは摘除」図もあるのだけれど、実際は何本になっているのか子づるか孫づるかさっぱりわかりません。ひたすら縦横に伸びるのでよそへいかないように揃えるだけです。
ミニトマト、最初の頃は脇芽欠きをしていたのだけど、今はぼうぼうになっています。病虫害は無し。実割れして今は食べる気がしません。雨が多かったし、雨除けなどという面倒なことはする気もないので仕方ないと諦めているのですが・・・Sさんのアイコは無事です。アイコは皮が固いので割れないのかもしれません。来年はアイコも一株植えようかな。
Sさんからいただいたワケギの球根を今日植えました。100個近くあって間隔が狭すぎたかも・・・小球根もあるので全部が育つかどうかわかりません。そういう保障も含めてなんですが、そういう場合に限って全部育っちゃうもんなんですよね。
「ウンディーネ」の翻訳が終了しました。ちょうど8月1日から始めたので16日かかったわけです。
平岩弓枝の「かまくら三国志」をもうすぐ読み終わります。三国志というからには三国の話かと思ったのですが、どうも違いました(^^;。そういう題名の問題はあるにしろ、とても面白い。時代としては源頼家の頃ですが、なんせ学生時代学んだ日本史では頼家というのは鎌倉幕府第二代将軍くらいの知識で、あとは「修善寺物語」で知ってるだけだし、梶原景時にいたっては「平家物語」の「宇治川の先陣争い」で出てきたような?という記憶(調べたら梶原景季で息子の方)くらいです。だから、史実としてもなかなか興味深いです。「曽我物語」に、源頼朝には伊東祐親の娘との間に生まれた息子千鶴丸の記述があり、祐親に殺されたことになっているらしいのですが、「かまくら三国志」では死んだ赤ん坊ととりかえて実は生きていて、名前は智太郎、女にもて、多くの武士たちに慕われ・・・という設定です。
8月15日 「年金受領日」
今日は年金受領日、時間をずらして行ったつもりだったのだけれど、やっぱり並んでいました。ATMは2台しかなく、まっすぐ並ぶと自動ドアが開きっぱなしになる。で列は曲がるんだけれど新しく来た人がまたまっすぐにしてしまう。ATM一台はとらぶっていて行員がお手伝い。列はさっぱり進みません。
そのうち、行員が「記帳だけの方」と手を差し伸べ、列からしても通帳を渡したのもわたしが一番でした。「順番通りお渡しします。」というので、当然一番に貰えると思って待機、ところがいざ渡す段になると、他の人ばかり名前を呼ばれ、ATMでわたしのはるか後ろに並んでいた人も終了していました。ばかばかしいったらありません。それで最後に名前を呼ばれたのが私で、通帳2冊を渡されました。記帳欄がいっぱいになり、新通帳を作るのに時間がかかっていたんでしょうね。そんなこととは露知らない私は、ええ、仏頂面をしていたと思います。ガス・水道・電気・固定資産税・・・一切合財ここからひきおとされるから記帳項目が多いんですね。ATMを使っていたらどうなっていたか、と考えると、やっぱり行員を呼ぶことになり、列の後ろの人たちをイライラさせたことでしょう。
年金の記帳確認をして、お花のプレゼント。選択肢はインパチエンスと鑑賞トウガラシです。お花としてはインパチエンスが好きなのですが、我が家の日当たりにおいたら一日でアウトですから、トウガラシを選びました。
帰途、花友たちと会いました。「この頃会わないねぇ」と噂していたとのこと。暑くて外で花談義をする気にもなれないし、花も少ないし、そもそも外にいる時間も少ないですからねぇ。
庭のゴーヤがやっと二個実り、Iさんが大好きと聞いていたので持参。ご主人だけが在宅で奥から「今すぐ帰ってくると思うから。」というだけで玄関に現れません。しかたないので「ゴーヤ、ここに置いていい?」と訊いたら「ウン、裸だから」という返事が返ってきました(^^;
8月14日 「Sさんの畑」
薄暗い日の出前に自宅を出発して畑へ。もうナスもきゅうりもあまりありません。ピーマンだけは相変わらずたくさん。Sさんがあとから来てピーマンとモロヘイヤをあげました。草むしりと水撒きをして終了。
自宅の隣にあるSさんの菜園を拝見。シマトウガラシは背が伸び、今花が咲いてるところ。私が予告したように実になるのは8月下旬といったところ。ブロッコリーの種を蒔いたとは聞いていたのですが、芽がポツポツ出て、よし、明日は全部出芽と思ったら、前の日より少なくなってたそうです。虫にやられたんですね。グリーンベイトを撒いてあって、「これは虫にやられた前?後?」と訊いたら「後!」と苦笑い。予防が大事とわかっていても、どうしたってそうなっちゃうもんですよね。ナスの実に艶のないものがある。今調べたら肥料、日照、水の不足が関係するらしい。彼の場合水かも。
スーパーでつくづく野菜の値段をみました。全体的に本当に高いですね。私は野菜作りで大半を買わなくて済んでいるわけだけれど、普通は大分家計を圧迫している筈です。高騰は放射能の関係で品物不足なんですかね。もしそうならこういう面でも原発のツケを払っているんですね。
100均でブロッコリー、白菜の種を買いました。明日種蒔きの予定。
8月13日 「マンガの世界」☁
日の出とともに庭の草むしり。たくさん汗をかき、服はびしょびしょになりましたが、それでも朝は比較的涼しいですね。
ネットで実写版「鉄人28号」を観ました。最低(苦笑)。なんせ鉄人の動きがのろくてのろくて、一発パンチをくり出してから次のパンチまで間があく、(これは昔のロボットだからという設定なの?)と思いきや時代は現代なんですよね。相手ロボットもそうなんですが、戦いはのろいパンチのみで、お互いぶっきらぼうに直立しているかそのまま後ろに倒れるかで、本体はへこみもしない。腕をもぎとるとか、煙が出るとか、空中戦をやるとか、もうちょっと何かあってもいいと思うんですが。金田少年のリモコン操縦もスィッチオンから始まりやたら派手に体を動かすのですが、逆に現実感に乏しい。あれではリモコンが壊れてしまいます。警察がとても馬鹿っぽいのも何故こうしちゃったの?と不思議です。大人を対象とした映画ではないにしろ、あれでは小学生以上ではごまかされないでしょうね。
まあそんなんで、昔懐かしいアニメを観てみました。「黄金バット」、不気味な笑いをもう一度聞いてみたかったんです。見た目が骸骨で気味が悪く、人間が危機一髪というときに「ウハハハハ」と笑い声が聞こえて黄金バットが現れる、まさに悪者のイメージなのに正義の味方というのが面白い。バット=こうもりですよね。骸骨=スケルトンなのに「黄金スケルトン」とはしなかったのねぇ。
「エイトマン」すっきりした綺麗な描画です。マンガでは「まぼろし探偵」を読んだことがあります。ストーリーはまるで覚えていませんが、小学校低学年の私にも絵が印象に残っていて、桑田次郎という漫画家の名前も記憶に残りました。今どうしてるかな?と調べたら「般若心経」を漫画化してるそうです。あれだけ素晴らしい絵を描いたのに生活はあまり楽ではなかったらしい。「少年漫画は絵が上手になると売れない」んだそうです。
8月12日 「ナスの剪定」☀
早朝に畑へ。早速ナスの剪定をしました。三分の一を切り詰めて、シャベルで根切り、化成肥料を撒いて水遣りし、終了。切った枝には小さいナスがたくさんついているのでそれを収穫しました。草取りと野菜全体への追肥、水撒きが終わり、畑もきれいになって達成感があります。
ピーマンがとれすぎです。Kさんも昨日いっぱいもらったのがまだあると言うし、普段ご挨拶くらいしかしない方の家にわざわざチャイムを押しに行くのも・・・と考えていたら、今日は缶の収集日で外に出ている人が結構いましたよ。唐突ですが、「ピーマン食べる?」と声をかけました。7〜8個あげたらとても喜んで「こんなに?」と喜んでいましたよ。次々と「ピーマン食べる?」(笑)であらかた処理できました。よかった、よかった。
8月11日 「秋へ向けて」☀
日の出とともに畑へでかけました。7月より30分ほどずれて5時ごろですね。まあまあ涼しいのですが、湿気がべっとり感じられます。こんなに早い時間でも犬の散歩は多いのですよ。黒のラブラドールが全然まっすぐに歩かずあっちこっちひっかかっては飼い主が引っ張っています。おかしくて見ていたら飼い主と目が合ってしまった。「やんちゃな子ですね」と言ったら、雰囲気を察した犬が私の脚にとびついてきました。4歳だそうです。畑仕事は草取り。
帰りにSさんに会い話したら、「秋ナス用の剪定はもう遅い」と言われました。そうなの?ネットで調べたら7月下旬〜8月上旬とありました。今まだ小さいナスの実がなっているんだけど、そんなのを無視して短く切っちゃうのかしら。ここで勿体ないなぁと切らないでおくと失敗、それとも切ったあとで遅すぎて秋ナスができなかった、となるのも癪だし・・・と悩む私です。明日、半分だけ切ろうかな。
そもそも、一旦植える野菜と植え場所を決めてしまえば、あとはそれなりに管理していけばいいのでわかります。Outlookの予定表に「追肥」を入れ、前日にアラームが鳴るようにしてある。Exelに作物名と栽培方法を記入して検索できるようにしてある。だけど、年間栽培暦が無いし、植える作物もはっきり決まっていない。今植えられているものがいつ終わりになるかもわからない、それなのに次の作物はどうするか考えるのは難しいですねぇ。
日中は家で昼寝、日の入り直前に図書館、買物にでかけました。
8月10日 「羅生門」☀
黒澤明監督の「羅生門」を観ました。1950年の白黒映画で原作は芥川龍之介の「藪の中」で、一人の侍の死を巡って、捕まった盗賊の多襄丸、侍の妻、巫女の口を借りた侍、の証言が食い違う。真相は?というものだが、「本当のことをいえねぇのが人間だ、人間ってやつは自分自身にさえ白状しねぇことがたくさんあらぁ」「人間は弱いからこそ嘘をつく、己さえ・・・」などの台詞が結構グサリと心に突きささります。芥川の「羅生門」は、老婆が死体の山からめぼしいものをとっていて、それを見た下人が責めると、老婆は生きるために仕方ない、というのですが、それを聞いた下人は「自分も生きるためなのだから、文句はないな」と老婆のみぐるみを剥いで去っていく、という話ですね。そのテーマは映画の終わりの方で捨てられた赤ん坊の着物をとっていく、という場面があるだけです。
実は「Rashomon」を観たので、英語の字幕がありました。検非違使がpoliceman、岩清水がstream、鬼がevil、参考になったし、なかなか面白かったです。盗人はthief(泥棒)ではなく、ごろつきのような山賊banditなんですね。妻の証言の場面のBGMがラヴェルの「ボレロ」!ええっと思ったけど、まあ合っているかも。原作と違って映画では実は現場を見ていた杣売の話もあります。ただ盗人、妻、侍がどうして嘘の証言をするのか、その心理は観客が考えるしかありませんね。故意であろうと無意識的であろうと自分に都合よく解釈し話す人間のエゴをえぐり出している作品です。
それで、「真相は藪の中」という表現があると思うのですが、アチラでは「ラショーモンのような」となるらしいです。それにしても、ここのところ「藪の中」が多いですね。ニュースが二転三転し、どれがほんとかわからないです。九電やらせメールと佐賀県知事の関連も胡散臭い。
ところで、今日は「東電、今季最大の電力需要」だそうです。そうでしょうねぇ、朝7時から29℃でしたよ。
8月9日 「カボチャ初収穫」☁
長袖で外へ出ても日差しがそのまま腕にあたる感じで暑いなぁと思ったら、35℃ですって。畑へ行くの億劫だなぁとぐずぐずしていましたが、意を決して4時に出発。地這いキュウリを支柱立てにしようとしていたのですが、結局地這いになってるし、ナス・きゅうりは大きくなりすぎて、畑に捨てたのも何個かありました。やっぱり2日に一回は行かなくちゃだめですね。
収穫したものは、ピーマン・ナス・キュウリ・トマト・オクラ・モロヘイヤ・インゲン、そして初収穫のカボチャ(写真)。このカボチャは去年姉のところから種を貰ってきたもの。品種はわかりません。へたのところが、コルクのように、マスクメロンのように縞縞になれば収穫、というのをネットで調べました。去年は葉っぱが枯れるまでほっといたんですよね、わからないから。
大半はあちこちに回ってみなさんにさしあげました。Iさん「こんなにとれるなんて、すっかりお百姓だねぇ」と感心。こういう誉め言葉はいいねぇ。とっても嬉しい。それで天ぷらとおそばをご馳走になったので私の夕食は終わってしまいました。そのあとKさん、いつも麦茶を所望するので、今日も「麦茶あげようか?」でした。葡萄を2房木から切り取って貰いました。道路と家の間を庇のようにして作っている葡萄なんですね。その後、Oさんからビール2缶、リンゴジュース2缶、Iさんからお煎餅をいただきました。盛りだくさんですね。
8月8日 「サルスベリ小苗」☁
今春種蒔きしたサルスベリに花が咲きました。紫、ピンク、白と三種類蒔いたのですが、これは紫です。Oさんに聞いたのですが、本当に一年目で咲くのですね(@_@)。全部で7本ほどありますが、白はまだ咲いていません。
曇っている割には暑くて、自転車で近所を走るとエアコンの音が聞こえます。やはり大方の家でエアコンを点けていますよね。朝ゴミ出しのとき、キュウリ1本採取したのをお隣の塀の上においておいたらなくなっていました。気付いたのね。小さかった時「あと3日ね、できたらあげます」と言ってあったのです。
車庫の出入り口と側溝の間に宿根バーベナが咲いています。こぼれ種で生えたものですが、出入りする車にちぎられてもちぎられても(逆にちょうどよい剪定になっている?)毎年逞しく大株になるんです。Tさんの83歳のおばあちゃんが欲しがりました。その言が面白い。「うちの人がいれば頼めるでしょ。黙って盗って家に飾ってると娘に叱られるから。」どうやら前科があるらしい(笑)。根つきであげたかったけれど、残念ながら節から根が出ていませんでした。挿し木で発根しやすいのだけど、どうかな?
犬の散歩、今日は朝夕ミミちゃんと会いました。撫でさせてはくれないのに、必ず止まって、何かくれないかな、とじっと見上げる犬。「食欲が衰えないの?」と訊いたら「相変わらず食い意地が張って、また太ってきた」とのこと。若いんだねぇ、立派!
8月7日 「女と職業」
昨夜、同僚会から帰ってすぐ寝たんですが、ものすごい汗と喉の渇きで目が覚めました。多分暑さと酒の両方のせいでしょうね。それっきり眠れなくなったので、朝まで起きていて、その後昼まで眠りました。映画なんかでも酒を飲んだあとぐいっと水を飲む場面がありますが、発汗作用があるので喉が渇くらしい。わたしは麦茶をのみましたけれど。昨日はどれくらい飲んだのかな、あまりたくさん飲んだ気はしなかったんだけど。
ある人に子供のことを訊いてみました。なんせ私が知ってるのは「女の赤ちゃんが生まれた」でそれから20年以上経っているのです。「医者になった」そうです。(途端に、座は、前立腺の病気とか言っていた人に「診てもらえば?」とかふざけた話になったんですがね。) 昔の同僚の子供が医者になったというのはこれで6人目で、5人が女性、1人が男性。職業を決める際、親の意向もあるでしょうが、なんといっても本人の意向が優先すると思うんです。女は自立でき安定した職業を選ぶ、その結果が医者なのではないか、と思うのですが。
昔は親のエゴで、子供が医者なら便利だろうな、と思っていたんです。最近は医者不信でもないけれど、私の掌蹠膿疱症も治らないし、花友の味覚障害、花友ご主人の尋常性白斑も治らないし、医者がいたとしてもちっとも便利じゃないだろうな、と思うようになったんですよね(^^;。
教師の子が教師になった、とはあまり聞かないんですが、みんなが興味ないからスルーしてしまっているのか、親の様子を見て子がやりたくない職業と思ったのか・・・。まあ、何にしろ、宮仕えは楽じゃありませんね。
今日は最高気温34℃、忘れないうちにお隣にゴミ当番をひきつぎました。
8月6日 「お出かけ」☁
今日は元同僚会に出かけるので、先にupです。「血脈」上巻をやっと読み終わり、ウンディーネの翻訳を三分の一ほど終わりました。
今日の気温は33℃まで上りましたよ。風はそよとも入ってきません。しょうがない、エアコンをつけよう。電力使用率が気になるんですよね。調べたら案外少ないんですけど。これが何%になったら、我慢すべきなんでしょうね。
東北電力が停電の危機で東京電力が30万kwから80万kwに融通拡大だって。予備率が3%を割り込むと逼迫警報、節電要請⇒需要が落ちなければ計画停電、となるらしい。新潟・福島の集中豪雨で水力発電所が停止し、供給力が100万kw低下したせいとのこと。ふんだりけったりの東北だよねぇ。
8月5日 「夢」☁
昨夜寝る前に「血脈」を読んでいました。結婚して子供もいるサトーハチローが、預かった爬虫類(ニシキヘビとか)を食べてしまったり、美術学校の偽学生を続け、仲間とつるんで崖の上から上野動物園のほろほろ鳥を釣って食べる話がありました。それで園側が学校側に「そちらの猿がうちの鳥をとって困る」とクレームをつけたら、学校側は「そちらの猿は檻の中だが、こちらの猿は放し飼いだから、そちらで方策を」と返事するんですね。その美術学校ってまだあるのかしらん、昔から生徒の苦情は学校に言ってたんだなあ、などと考え、面白く読みました。
今朝がた夢をみました。
誰かに頼まれ、鳥を買いに行きました。買うつもりだったのは鶏のヒヨコなんですが、大きなバットに何十匹も入っているのは羽が灰色でヒヨコにしては大型です。これじゃない、と思って「ネズミは無いの?」と訊きました。ネズミも頼まれていたのです。香具師のようなその男は顎をしゃくって示しました。振り向くといろんな動物の屋台があって(うわぁ、ここは動物の市なのか)と驚きました。それで見回すと男が指し示したのはカピパラでした。「えぇー!カピパラもネズミには違いないけれど」と逡巡したところで目が覚めました。
今日は久しぶりに30℃、電力使用率は85%でした。顔がチクチクする感じで昼ごろにシャワー、涼んでからエアコンを消しましたよ。ネットでオー・ヘンリーを読んだり、「血脈」を読んだりして一日過ごしました。昨夜雨がざーっと降ったので今日も水撒きは必要ありませんでした。
8月4日 「葉唐辛子の佃煮」☂
時々パラパラと雨が降るので、畑へ行くタイミングがつかめず、3時頃にやっとでかけました。4日ぶりなのできゅうりやオクラが大きくなりすぎているのもありましたが、ピーマン、ナスはまあまあでしたね。花友夫妻とSさんがいました。唐辛子を根元から収穫、半分を花友にあげました。
我が家のはこれだけ。新聞紙2面分においています。音楽を聴きながら葉と鞘をとり、ゆでて、水にさらし、絞って細かく刻み、ごま油で炒め、砂糖、味噌、酒を入れて完成。なんですが、初めて作るので、何回も味見しました。自分のお好みの筈がどれがお好みなのかよくわからないのです。
そんなに苦労したのだから、さぞかしおいしくできたと思うでしょ?いや、おいしいんですがね・・・口が辛くて辛くて。しかもその辛さがあとから効いてくるので、シビレタ〜。それにどれだけの分量になるのかよくわからなかったのですが、ラーメンの大どんぶりにいっぱいくらいできましたよ。いったいいつ食べ終わるのでしょう。
8月3日 「変わりやすい天気」☁
明るく晴れていたので、水撒きしなくては駄目だ、と外へ出たら、まもなくSさんが駆けてきて、「はぁ、間に合った」とぜいぜい。ポツポツ雨が降ってきたのでした。シーツを干してある、と急いで屋内へ。工事の人と話したら、道路の舗装は今日で終わる、とのこと。これで静かになりますね。水撒きはどうしようか、と考えながら、溜め水をプラボトルに移し替えていたら、雨がどんどん激しくなってザンザぶりとなりました。急いで家に入り、二階に行ってみると、開けておいた窓から雨が吹き込んで床はビショビショ、とほほ。10分もしたら小降りになり、アルファルト工事車両のエンジンがかかる音がしました。
気温28度、蒸し暑いことこの上なし。エアコンをつけました。それで電力使用率は?1日より多いですね。しか〜し、供給量が5230⇒5050と減ってるんですよ。why? |
暫くして、一体何がこんなにうるさいのか、と観に行きましたら(私も暇だねぇ)、あにはからんや、うるさいのは車両ではなく、アスファルトをならしている方でした。ガラガラガラとすごい音がするんですよ。ですが、ずっとこの調子でかがんでいる人たちは腰が痛くなるだろうな、と思いました。ご苦労様です。 |
「ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜」を観ました。冤罪で20年の禁固刑となった妻を夫が脱獄させる、というストーリーのフランス映画です。(観たことがあるような無いような・・・変だなぁ)と思ったのですが、The Next Three Daysというアメリカのリメイク版を先に観ていたのでした(^^; フランス版の原題はPour elleで「彼女のために」なんですね。「ラスト3デイズ」とくっつけた邦題はアメリカ版を意識したのでしょうか。とにかく、どちらも面白かったです。
8月2日 「ハスの実」☁
買物から帰ってきたら、近所でなにやら覗きこんでいます。近づくと「ハスの実って食べた事ある?」と示されたのがこれ。どうやって食べる?で路上で実演してくれました。
①鞘?を割って種をとり出す。 ②皮をむくと中から白い実が出てくる。これを生のまま口に入れる。味はほんのり甘く、落花生のような噛み心地ですね。そのあと、また自転車で走って、犬の散歩をしていたIさんにも同じように食べてもらったので、家に着いた時は上の写真のように穴ぼこが二つになりました。
検索したら、炊き込みご飯にしたり、甘露煮にしたり、と出てきました。へぇ、そうなんですか。とりあえず実を外して溜めておいたら、Siriusがじゃれて転がし、あちこちに散らばらせてしまいました。珍しさは猫にとっても同じとみえます。
昨夜は就寝が遅く、更に今朝がた地震、そのうち隣の工事、うとうとして最終的に起きたのはお昼近くでした(^^;。今日の最高気温は28℃、雨は降らないけれどどんより曇っていて、昨日より暑い。
8月1日 「涼しい夏?」☁
いよいよ8月!今日も涼しい。最高気温28℃の筈なんですが、ガジェットでは27℃をさしています。スーパークールビズだの、節電だの、随分脅かされたけれど案ずるより産むが易しでしょうか。電力使用率はこんな感じ、涼しいからでしょうけれど随分余裕があるじゃないですか。だからといって節電に努めないわけじゃないですけど。
7月23日に挿し木したモロヘイヤが発根しました。何度か腐ってしまって失敗したけれど、あれはやはり暑過ぎたんですね。発根はしたものの今までの苗がもう十分大きくて不要なんですけど(^^;まあ実験ということで、それに同じ畑の他のメンバーで欲しい人がいるかもしれないし、よしとしましょう。
佐藤愛子の「血脈」を読んでいます。父親の佐藤紅録、兄のサトウハチローを含む佐藤一族の話ですが、十数年かかって書き上げただけあって、ハードカバーの上中下巻となっています。なかなか読み進まないです。佐藤紅録という人の作品は読んだことがないのですが、「ああ玉杯に花うけて」は聞いたことがあります。少年倶楽部編集長の加藤謙一が同郷(青森県弘前)のよしみで佐藤紅録を訪ね、少年小説を依頼すると、紅録は「ハナタレ小僧の読むものをオレに書けというのか!」と烈火のごとく怒った、という。加藤は代用教員をしていた頃、子供たちに読ませる本が無く、自分でガリ版刷りで読み物を作ったら子供たちが目を輝かせ熱心に読んだという経験から、(自分みたいな若輩が書いたものでもこんなに喜ぶのに専門家が書いたものならどんなに喜ぶだろう)と思っていたので、「ハナタレ小僧とはなんだ、日本の将来を担う子供に正義と勇気を与えねば」と言い返したそうだ。このエピソードからは、文人然とした紅録の姿が思い浮かぶのですが、「血脈」によると、はちゃめちゃな人で20歳までに女の千人切りをめざしたとか、家には書生や食客がわんさといて、子供もたくさん、しかもろくに家に帰らない・・・ただひたすらごたごたしてるんですけど。加藤謙一はいったいどこに訪ねていったのだろう、と思わざるを得ませんね。
暫く小説の翻訳を休んでいましたが、今日から「ウンディーネ」の翻訳を始めました。長いですよ〜。でも最後まで訳す自信があります、易しい英語だから(笑)。