2010年 8月
8月30日 「故郷の便り」☀
8月もあと一日を残すのみですが、この暑さはいったいいつまで続くのでしょう。昨日の話ですが、姉から電話があり、一時間ほど話し込んでしまいました。故郷の青森県でも異常な暑さで養鶏場の鶏が何千羽も死んだそうです。私の知ってる限りエアコンは設置してなかったのですが、二年ほど前に買ってあったとか。その年も暑くて、エアコンの注文が殺到し、親戚では夏が終わってから設置されたそうです。本題はじゃがいもを送った、ということでしたが、昨年はほとんどできなかった、というので送ってもらえませんでしたが、今年もあまりできはよくなかったそうです。やはり気候のせいなのでしょう。
数年前100円ショップで花友のご主人に会ったことがあります。奥さんがエアコンを嫌うので「涼みに来てるんだ」と言ってました。それで今年は?エアコンを入れてるそうです。そうですよね。
イソップ寓話、「181.けろけろ蛙」は誤訳でした(;´д`)。英語はThe Quack Frogなんですけど、あとでThe Quack Doctorが出てきたんですよ。quackはアヒルの鳴き声でよく使う単語(擬声語)なんですが、人間はいくらなんでもクヮッって鳴きませんものねぇ。「偽医者の、いんちきな、いかさまの」という意味がありました。
8月28日 「イソップ寓話」☀
イソップ寓話を全部訳そうとして、全部とはいったいいくつだろうと考えました。そもそもイソップ寓話とは言っても「すべてがアイソーポスの創作ではなく、それ以前から伝えられていた寓話、後世に創作された寓話、アイソーポスの出身地(小アジアのどこかといわれる)の民話」(wiki)が混じっているのだそうで、原典は失われていて、現存するのはラテン語のものだそうです。
私が最初に訳したのは、「The ASOP for CHILDREN」子供のためのイソップ)でRand McNally & Companyが1919年出版、挿絵がMILO WINTERとなっているものです。これが146編あります。
今取り組んでいるのがV. S. VERNON JONES版で 1912年出版のものです。これは284編あるかと思います。最初に訳したのと文は違いますが、内容が同じものを省いて載せる予定です。内容が同じでも題名が違ったりしているのでざっと読んでみないと同じか違うかわかりませんね。おまけに読んだことがあるかないか記憶も定かでないので、284−146=138とはいきませんねぇ。数はあくまでも目安ということになります。
イソップ寓話はバージョンによって登場する動物も違っていたりします。たとえば、「2.かめとカモ」ですが、カモではなく鷲の場合もあるし、「80.がちょうと金の卵」では、がちょうではなくニワトリだったりします。小さい子が「がちょうだ!」「違う!ニワトリだ!」と言い張って喧嘩にならないといいですね。
全部というと500編近くあるみたいです。だからまあ無理ですね(と簡単にあきらめてしまう(笑)。)
8月25日 「枯れる」
庭の夏椿の葉が黄ばんで縮れています。シャクナゲは下葉がすっかり茶色になってしまいました(T_T)。まあ、今年は例年になく暑いと近所では言ってるのですが。それに比例してエアコンを点けっぱなしだから、室外機の温風も始終あたっているんです。焦って水撒きしているんですが、復活してくれるでしょうか。
そうか、ビオラの種蒔き、と冷蔵庫に。例年芽が出ても鉢植えで失敗、鉢に播くと芽が出ません。下手ですねぇ。
「ジョーク」がそろそろネタ切れになっています。「イソップ物語」の掲載していないストーリーを増やすことにして今日6話追加、「160.猿と二人の旅人」に教訓がついていないのだけれど、読者がそれぞれ考えて議論になりそうで面白いと思います。
8月24日 「レギオン」
「神が人類粛清のために天使の軍団レギオンを地球へ送る。大天使ミカエルは神の命令に背き人間を守ろうとする」という映画なんですが、エクソシストとどこが違う?という感じでした。天使軍団と言っても実際はゾンビになった人間だし、四つん這いになって天井に跳びはねたり、首に噛みついたり...悪魔も天使もやることは一緒なのね。最後の方は神の忠実な戦士ガブリエルとミカエルとの戦いがあり、ミカエルは死んだ筈なのに、また生き返る。どうも神は気まぐれをおこしたらしい。それで、今度はガブリエルにいとも簡単に勝つのですが、何故かここで英語から露語に変わってしまった。字幕があるからいいんですけど、「ダワイ」「ニェット」「ヤズナーユ」と聞こえるもので、あれ〜?今まで英語だったよね?と巻き戻して聞いてしまいました。誰かがアップしたもので、吹き替えで露語が混入したのか?元からそうなのか?もしかして天使語が露語だったりして。場面が砂漠にポツンとあるダイナーだけで、その名前がPARADISE FALLSっていかにもわざとらしい。ガブリエルの天使の羽根が鋼鉄製で銃弾をバチンバチンと撥ね返すのに、唖然としました。大上段に振りかぶってちんけに終わってしまった映画でしたね。
8月22日 「リトルダンサー、ビリーエリオット」☀
英語教科書に載っていて視たいと思っていた映画。字幕なしで、「何語?」と思うほど聞きとれませんでした。ストーリーは、「イギリス北東部の町で、父と兄は炭鉱労働者でストライキ中、ボクシングに通わせられるビリーエリオットがバレーに興味をもち、密かに練習するが、父にばれて辞めさせられる。やがて子供の思いを知った父親がロンドンにあるロイヤルバレースクールのオーディションを受ける資金稼ぎのためスト破りを決意する。」というようなものです。北部訛りの英語という設定なんですね。オーディションの審査員の英語はよくききとれてホッとするくらいです。帰り際、「踊っているときはどんな気持ち?」と訊かれたビリーは「ダンナ」(Don't know.)、審査員は顔を見合せます。ビリーは続けて、「全てを忘れ、自分が消える、火のようになり、飛んでいく、鳥のように、電気のように」と言うんですけど、なぜかここは聞こえました(^^; 初めストーリーだけだと、練習していた力を発揮してオーディションに合格したのかと思っていたのですが、映画を視るとそうではなくて失敗なんですね。あがってしまい、面接でも「わからない」の連発だし。父親も息子も腕を組んで脚を開いて、背筋は曲がっているし、田舎者丸出しという感じです。ミュージカル版だと、ビリーは脚を開いて手はその脚においているようです。
ビリー役のジェイミー・ベルはこんな訛りまで勉強したの?と思って調べたら、もともと「北部訛り、ダンス」が条件で2000人から選ばれたのだそうな。バレーは上手だと思いませんでしたが、タップダンスはうまい。来年、劇団四季でミュージカルになるようですね。
8月20日 「図書館のサイト」☁
以前は休館日など気になって見ていたのだが、ぶらぶら出かけても休館日にあたったことがなく(なんとラッキーだったことでしょう!)、そのうち忘れていました。ところが、貸出カウンターでパスワード云々と言う人がいるので、尋ねてみました。窓口で手続きしたあと、ネットで貸出状況や予約、予約した本の入手状況が見れる、とのことでした。「予約は県内全部できるか?」と質問したら、それは駄目だそうです。窓口手続きは「住所が書いてある証明書を提示」とのことで持っていなかったので、次回です。
サイトのベストリーダーというページを見てみました。ベスト20のうち東野圭吾が9、宮部みゆきが5、そこに湊かなえの「告白」、村上春樹の「1Q〜」などがちょぼちょぼランクインしていました。東野圭吾の「白夜行」を読んだことがあるような気がするのですが、救いがなく後味の悪い小説だと思いました。彼の他の作品はどうなのでしょうか?とにかくああいうのはごめんです。「告白」も救いがないのは同じようなのですが、そういう作品が流行るのはどうなんでしょうか?一方では、「冬のソナタ」などの韓流ドラマが人気なわけで、二極分化しているのですかね?
8月18日 「レインメーカー」☁
1997年にグリシャムの原作Rainmaker(邦題『原告側弁護人』)を映画化したもので、司法試験に合格したばかりのルーディ・ベイラー(マット・デイモン)が、白血病のダニーに対し支払いを拒否している悪徳保険会社グレート・ベネフィット社を相手に奮闘、一方で夫のDVに悩むケリ―の離婚問題、大富豪である筈の老婦人との関わりを交えてストーリーは進みます。
マット・デイモンの若々しいこと!ボーン・アイデンティティから先に視ているので、「へぇ!」と唸ってしまいました。ほんとに可愛い坊やという感じです。
事務所が盗聴されたり、証人や証拠隠しが行われ、新米のルーディは悪戦苦闘するのですが、何度受験しても合格しなかったという相棒のデックが法律の実態を教え、ちょこまかと動いては証拠集めして助けてくれる。
単に張り詰めた場面ばかりでなく、ユーモアもあちこちにさりげなく散りばめられています。契約を取りに行く場面で、デックが「弁護士らしくしないで」と言えば、ルーディがさっと上着のボタンを外す、盗聴がわかると、陪審員に電話で依頼するという偽情報を相手に与えたり、評決の待ち時間にうろうろ歩いているデックがルーディに「いらつくな」と言ったり。
裁判最後の反論でルーディが陪審員たちに言います。
If you don’t punish Great Benefits, you could be their next victim.
(グレート・ベネフィットを罰しなければ、次はみなさんが犠牲者になるでしょう。)
それにしても、この会社名は、「大きな恩恵、援助」とか「大きな扶助金」という意味なんですよ。それで映画の最後の方になるんですが、11400件の請求に対して9000件以上支払い拒否していました。
8月17日 「熱中症」☁
午後一時頃、自転車で買物に出たが道路には人ひとりもいませんでした。3時現在、天気ガジェットは37度です。自宅内でも熱中症の被害が出ているとか、みなさんもお気をつけ下さい。
犬の散歩でも9時からはもう駄目、とのことでした。動物病院も熱中症の犬たちでいっぱいなのだとか。そういうわけでいつも遊ぶ犬たちとも最近とんとお目にかかりません。
老眼のせいで、細かい字のサイトは苦手ですが、Ctrl + マウスホィールの奥側回しで大きくして見ています。間違えて Shift + マウスホィール をやってしまったら、ページが戻りました。検索してみたら、Windowsのショートカットキーでそうなっているんですね、知らなかったぁ。
8月16日 「ごみ問題」☁
今週は我が家がごみ当番です。
教員時代、学校のごみの分別は東京都方式で、基本的には用務主事さんの仕事ですが、最終場面では教員も手伝っていました。進路部になったとき、古くは10年前からの資料が封筒に入ったまま棚に突っ込まれていて、この分別に一週間以上(春休み中まるまる)かかりました。おまけに進路室入口には段ボール箱が5〜6個山積み--その後は了承のないダイレクト送付のものは電話をかけ、ひきとりに来て貰いました。だんだんそれが定着して、無断送付は減りました。それでも地方の大学・専門学校からの個別の送付物はありましたが。
わが自治体は10年ほど前は、燃えるごみ・燃えないごみのニ分別で、とても簡単でした。それが急に9種類分別になったのです。燃えるごみ・燃えないごみ・古紙類・缶・ペットボトル・白色トレイ・危険ごみ・びん・古着類です。缶もスチールとアルミに分別です。ゴミ分別カレンダーが配布されていますが、自治会加入者のみで、アパート住人は加入しない。ごみ当番も勿論しません。それでゴミだけは出すわけです。
出し方がおかしい場合、近隣ではアパート住人のせいにすることが多くて、それも困ったことでした。スケープゴートがいれば自分たちは免罪されますからね。犯人がアパート住人だったときは管理の不動産屋に電話して注意してもらいました。その後、当人から嫌がらせ(家の窓ガラスに生卵をぶつける、無言で斜めに見据えあとをつける、家を覗き込む)を受けましたが。プラスチックケースに入ったままの大量のFDが危険ごみに。FDの中身を見たら犯人がわかったので、やんわりと指摘し、処理のしかたを教え、ひきとって貰いました。燃えるゴミを出す前日に常においていき、ネットの上にどんと放り投げる人、カラスにやられ毎回ゴミが散らばっているのですが、あるとき散らばったごみの中に葉書の切れ端があって犯人がわかりました。これは悪いけど井戸端会議的に名前を広めさせて貰いましたよ。
我が家はごみ出し場になっているんです。持って行かないゴミは隅に片づけるだけで、当番の人も処理してくれないので、溜まっていると私やその周りの家の方が片づけています。
もう一つの問題はごみを入れるかごが大きくて重いこと。我が家から一番遠い家の方から、「かごを置かせて貰えないか」と相談を受けたことがあります。置きっ放しにしたら、誰が洗うのか、いつでもごみが入っているのではないか、通りすがりの者もポイ捨てするのではないか、とお断りしました。それでもこれからどんどん老人が増えていく中でこのやり方は負担になりつつあります。
8月3日の「ブラックウッド怪談集」のところ植松靖夫訳では「彼女をしっかり抱きしめて、そのまま目の眩むような高さから下の谷へと飛び込みたい激しい衝動に駆られたが、なんとか思いとどまった。」となっていました。この方が自然ですよ。「心霊博士...」に同じストーリーが載っていました。
8月13日 「Gumblarにご注意」☁
各都立高校ではHPを公開しています。PC関連では都教委(従って校長も)が情報漏えいに神経質でしたが、あるとき校長から「HPを改ざんされた学校もある」と聞いたことがありました。「だってアップするにはパスワードが要るんですよ、どうして改ざんできるの?」と私、校長は憮然として「わからない」と首を振っていました。
それが今日、ftpソフトのFFFTPを調べていたら、パスワードを盗むウィルスがあったんですね。「FFFTP」をお使いの方、ご注意を。ニュースはこちら↓
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091225_339670.html
改良版FFFTPはこちら↓
http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/ffftp.html
早速改良版にしましたがパスワードだらけ(T_T)。
昔のPCはsetupをしなければなりませんでしたが、わからないので息子さんにお願いしたら、気持ちよくOKしてくれてちゃちゃちゃと手早く作業してくれたけど、PCにパスワードをかけ、「教えて」と言ったら「ヤダよ〜」とPCを乗っ取られてしまったお母さんがいました。
また、修理業者の話でお客の指示に従いパスワードを入れたら、紙に書いてPCにべタンと貼り付けた人もいるようです(^^;。
サイドバーのCPUガジェットが表示されないので何かの都合で消えてしまったのかな?とまた表示したんですが、次にPCを起動したら2つになってしまった。ガジェットは不安定ですね。おかしくなったのはこれで二度目です。
8月12日 「学生時代」☁☄☂
私の大学時代は学園紛争真っ最中の頃でした。貧しいので学生寮に入ったのですが、そういう風潮もあって新寮規闘争もしていました。寮がオンボロで新しい寮を建てる筈が、反対闘争をしてるから国は建ててくれず、学生はいつまでも居座って挙句は二階の床が抜けたことまでありました。新寮規というのは、「門限」「賃貸料値上げ」「管理権」などあったかと思います。当時は自治寮とか言って、寮生が入寮者を決め、寮費の収支決算も行っていました。つまり国は寮を建てるだけ、あとは学生の勝手にやらせてもらう、というものでした。そうはいうものの実態は、男子は教養部と学部で寮が変わるのですが、セクトによってはいれる寮が違う、しかも狭き門で、入寮選考は「腕立て伏せ」とか「縄跳び」とか体力テストで生き残った者の勝ち、という何ともいい加減なものでした。選考者は笛を吹くだけみたいな。まあ、あまりにも全員が貧しくてまともに選考などしてられない、という状況があったかもしれませんが。
その頃流行った歌で共感を得たのが貧しさを表現している歌詞です。「神田川」(南こうせつとかぐや姫)で「銭湯に行って外で待っている私の石鹸がかたかた鳴った」情景を歌っていると、私が思い出すのは、銭湯の帰途濡れた髪が氷柱になってバキバキしたことです(^^;
500miles
Not a shirt on my back, not a penny to my name, 背にはシャツがなく、一文なしで
Angie
With no loving in our souls and no money in our coats 心に愛がなく、上着には金もなく
家庭教師にでかけた帰途、電車賃が20円なのに、財布に18円しか入ってなくて、えんえんと一時間くらい歩いたことも覚えています。何とも驚くべき貧しさですが、当時はそれが当たり前で何とも感じませんでした。
では昔を懐かしんでAngie